図面管理の基本

皆さんは、Jw_cadで作成した図面をどうやって管理していますか?
図面リストの順番にファイルを並べるには、ファイル名の付け方に工夫が必要ですし、プロジェクトが増えてくれば、フォルダ分けなど苦労されていることと思います。
適当なファイル名をつけていたりすると、あとから整理するときに「このファイル何だったかなぁ?」といちいちJw_cadを起動して中身を確認して、「な-んだ、こんなファイルいらないや」なんてこともあることと思います。
これからは、建築士法の改正もあり、ひとつのプロジェクトが完成したら、ファイルの整理をして、竣工後に備えることも必要になってきます。不要なファイルを削除したり、ときにはファイル名を変更することもあるでしょう。これらの作業は、通常すべてWindowsのエクスプローラで行うのが基本ですが、Jw_cadでも行うことができます。

Jw_cadのファイル操作

ファイル名の変更や削除、フォルダ構成の変更などのファイル操作は、通常エクスプローラを利用します。ただしエクスプローラでは、ファイル名でしか判断できません。
Jw_cadには、図面や図形データを確認しながらファイル操作できる機能があります。エクスプローラかJw_cadかは、用途にって使い分けるとよいでしょう。
また、Jw_cadを使わないとできないファイル操作もあります。Jw_cadでは図面ファイルに「メモ」が記入できます。このメモの内容変更は、Jw_cadで行います。

図面ファイルの「メモ」の内容を変更する

  1. Jwcadでメモの内容を変更する図面ファイルを開く。
  2. メニューの[ファイル]→[名前を付けて保存]を実行する。
  3. 「ファイル選択」ダイアログの「新規」を左クリックする。
  4. 「新規作成」ダイアログの「メモ」欄を変更する。
  5. 「OK」を左クリックする。
  6. 「ファイルはすでに存在しています。上書きしますか?」のメッセージが出るので、「OK」を左クリックする。
  7. 「ファイル選択」ダイアログで、メモ欄が変更されたのが確認できます。

図面や図形データを内容を確認しながら削除する

Jw_cadの図面ファイルや図形データを削除する際、Jw_cadの[ファイル削除]コマンドを使うと、内容を確認してから削除できます。前項で「メモ」を変更したファイルには、バックアップファイルが作成されていますので、ここでは、バックアップファイルを削除してみましょう。