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DXFファイルとは？

DXFファイルとは、AUTO DESK社から出ているAutoCADで作図したデータを保存する際のファイル形式のひとつです。
しかし、AutoCADをインストールしていないパソコン、またはAutoCAD以外のソフトで開く場合には、DXF形式に変換しておくのが一般的です。

DXFファイルに変換する方法

AutoCADで作図した図面をDXFファイルに変換するには「ファイル」から「名前の保存」で、右端にある黒の逆三角形をクリックしてDXFを選択します。
ファイルをDXFに変換するには、これだけでいいのですが、実際にはバージョンがいくつかあります。
どのバージョンを選択するかは、客先に確認したほうがいいかもしれません。
確認できない場合には、できるだけ古いバージョンにしておくと、どのバージョンでも開くことが可能です。

DXFファイルを開く方法

AutoCADで作図し、DXF形式に変換されたファイルを開くには、メニューバーの「ファイル」から「DXFファイルを開く」を選択しましょう。ただし、この方法ではDXFファイルを開くことが目的なので、ほかのファイルを開くことはできません。また、あらかじめDXFファイル形式に変換されていることが前提です。
AutoCADで作図された図面データであっても、DXFの拡張子が付いていない場合は、そもそもファイル形式が異なっているので、DXF形式に変換したデータを送ってもらいましょう。

DXFファイルをJWCADで開く方法

支給されたDXFファイルをJWCADで使う場合、DXFファイルをさらにJWW形式に変換する必要が出てきます。
まず「ファイル」から「DXFファイルを開く」を選択しましょう。
次に、開きたいファイルを選択します。
ファイルが無事に開いたら、何もせずに「ファイル」、「名前をつけて保存」を選択して「ファイル選択」にある「新規」をクリックしましょう。
それから名前を変えて保存すれば完了です。

JWCADを使ってDXF変換する方法についてよくある質問

DXFはなんの略？
DXFとはDrawing Exchange FormatまたはDrawing Interchange Formatの略で、日本語に翻訳すると図面交換用のファイルフォーマットとなります。つまり図面データを交換するために使用するファイル形式です。拡張子は「.dxf」で、ファイル名の後ろに拡張子を付けて保存するとバージョンが異なるAutoCADや他のCADとソフトと図面データを共有できます。DXFファイルを開発したのは、設計事務所や建設会社で広く使われているAutoCADの開発・提供をしているAUTO DESK社です。そのため、DXFファイルはAutoCADの異なるバージョン間で図面データを交換する際に利用するのが基本です。

DXFファイルは何で開ける？

AutoCADをはじめ、複数のCADソフトで開くことができます。AutoCADで開くには、メニューバーの「ファイル」から「DXFファイルを開く」を選択してください。ファイルの選択画面が表示されるので、対象のDXFファイルを押下すると作図ウィンドウに表示されます。JWCADの場合も同様の手順で開けますが、DXFファイルをJWW形式に変換しなければなりません。DXFファイルを開いた後は、PDFに変換したり、JPG形式で画像として保存したりすると、さまざまなソフトで閲覧可能です。また作図などを行わず、DXFの内容を確認するだけならビューワーソフトやOffice365のMicrosoft Visioなどを利用する方法もあります。

DXFファイルは何に使う？

DXFファイルはAutoCADと他のCADソフト間で図面データを共有する際に使用するのが一般的です。AutoCADは建築業界で広く普及しているとはいえ、すべての企業が利用しているわけではなく、異なるCADソフト間では図面データの共有ができないので、DXFファイルが使われています。ただし、DXFファイルはAutoCADの異なるバージョン間で互換性を持たせるために開発されたファイル形式ですから、複数のCADソフト間でデータを共有するのは本来の使い方ではありません。AutoCADと他のCADソフトでDXFファイルを共有できるとはいえ、データの一部が表示されない場合もある点は留意が必要です。

DXFファイルの特徴とは？

DXFファイルの最大の特徴は、バージョンが異なるCADソフト間で図面を共有できることです。そもそもAutoCADは図面を共有できるファイル形式として開発された経緯があり、バージョンの違いによって対応しない内容が書かれていても読み込めます。ただしAutoCADで使用するダイナミックブロックが認識されなかったり、3D要素は一部にしか対応していないため注意が必要です。また、DXFファイルの内容はテキスト形式で書かれているので、テキストエディタなどで開いて確認できます。テキスト形式のファイルはサイズが大きくなるため、サイズが小さいバイナリ形式で保存する方法もあります。ただし、互換性が低くなるので保存形式について事前の確認が必要です。

DXFファイルのメリットとは？

DXFファイルは誰でも無料で利用できるオープンフォーマットです。バージョンアップが行われた場合も無料で利用できるので安心です。有料のファイルを使用する場合、自社で申請手続きを経由する必要がありますが、DXFファイルなら気軽に利用できます。また、DXFファイルは互換性も高く、異なるCADソフト間でも利用できます。協力業者間で使用しているCADソフトが異なっても、DXFファイルを使っていれば問題ありません。ファイルを共有できずに図面を開くまでに何度もやり取りをするなどの手間がなく、スムーズに作業できます。そして細部まできれいに表現できる特徴もあり、図面の詳細を拡大して目視による確認が可能です。