解像度ってなに?

「解像度」の意味

パソコン雑誌や各種カタログには、「ピクセル」や「dpi」「解像度」などの言葉が使用されています。これらは、画像データや出力物の性能を表示するための言葉です。これらの言葉を全て含めて「解像度」ということもあります。
代表的な画像データは、(「Windows」では「JPEG又はBMP」という拡張子が一般的な画像データです。)小さな「点」が集まってできています。この点がピクセル(=ドット)です。
「dpi」は「dot per inch(ドットパーインチ)」の省略です。1インチ(約2.54センチ)中にピクセル(ドット)が並ぶ個数を表示して、その密度を表します。数値が大きければ大きいほど、拡大してもきめ細かな画像として使用できます。

いろいろなところで使われる「解像度」

「解像度」は、デジタルカメラやプリンタ、ディスプレイの性能を表すときにも使われます。

ディスプレイ

画像の説明

ディスプレイの解像度は、そのディスプレイで表示できる縦と横のピクセルの個数を表します。
1024×768ピクセルの解像度のディスプレイでは、横に1024ピクセル、縦に768ピクセルが表示できます。
ピクセル数が多い方が、デスクトップが広く、使いやすくなります。

デジタルカメラ

画像の説明

デジタルカメラでは、解像度を「35万画素」というように表現します。これは撮影した画像の総ピクセル数を表しています。35万画素だと、約640×480ピクセルに相当します。

プリンタ

画像の説明

プリンタでいう解像度は、1インチ(約2.54cm)に何個のドットが入るかを意味しています。dpiで表します。
360dpiのプリンタなら、1インチに360個のドットが入ります。360dpはりも720dpiのプリンタの方が1インチにドットがたくさん入るので、写真をプリントアウトしたときに、きめの細かな写真になります。

素材集は解像度が大切!

画像の説明

512×768ピクセルと1024×1536ピクセルの画像データを比べると、プリントアウトする場合には1024×1536ピクセルの方が、きめ細かい出力ができます。また拡大する場合でも、512×768ピクセルだとモザイクのようなジャギー画像の荒れ)が見えてしまいますが、1024×1536ピクセルだとジャギーが目立ちません。
素材集で使われている512×768ピクセルの画像のほかにも1024x1536ピクセルの画像も収録しています。
左の図は従来の総合素材集で使用されている画像サイズ相当のデータと「スゴネタ」に収録されている高解像度データとを同じ解像度で比較したものです。同じ解像度で使用すると、高解像度データのほうが4倍の面積で使用できます。