ビジネスの完全無料基本ソフト『OpenOffice』

ワード、エクセル、データベースソフトがセットになったフリーソフトの『OpenOffice』です

OpenOffice.org
はじめに OpenOffice.orgを使う前に

第1章 OpenOffice.orgの基本操作

  • 1-1 ファイルを開く・保存する
  • 1-1-1 新規ドキュメントを開く
  • 1-1-2 ファイルを開く
  • 1-1-3 ファイルを保存する
  • 1-1-4 PDFファイルにエクスポートする
  • 1-2 ドキュメントを印刷する
  • 1-2-1 プリンタの設定
  • 1-2-2 印刷プレビューを使う
  • 1-2-3 印刷する
  • 1-3 ヘルプを利用する

第2章 文書ドキュメント(Writer)編

  • 2-1 Writerの画面
  • 2-2 ページスタイルの設定
  • 2-2-1 行数と文字数の設定
  • 2-3 文字を入力する(文字の書式設定)
  • 2-3-1 文字の種類やスタイル、サイズを設定する(フォント設定)
  • 2-3-2 文字の線や色を設定する(フォント効果)
  • 2-3-3 文字の位置を設定する
  • 2-3-4 文字の2行使い
  • 2-3-5 文字にルビを付ける
  • 2-4 段落スタイルの設定
  • 2-4-1 段落の配置を揃える
  • 2-4-2 インデントと行間隔を設定する
  • 2-4-3 タブとリーダーの設定
  • 2-4-4 ドロップキャップを使う
  • 2-4-5 箇条書きと番号付けの設定
  • 2-4-6 縦書きにする
  • 2-4-7 ハイフネーションと禁則処理の設定
  • 2-5 段組みの設定
  • 2-6 ヘッダとフッタの設定
  • 2-6-1 ヘッダとフッタを使う
  • 2-6-2 複数のヘッダとフッタを使い分ける
  • 2-6-3 ヘッダとフッタの編集
  • 2-7 脚注や文末脚注を設定する
  • 2-7-1 脚注と文末脚注の挿入
  • 2-7-2 脚注と文末脚注の書式設定
  • 2-7-3 脚注をレイアウトする
  • 2-8 スタイル(スタイリスト)の設定
  • 2-8-1 スタイル(スタイリスト)を設定する
  • 2-8-2 スタイル(スタイリスト)の新規作成と変更
  • 2-9 ナビゲータを使う
  • 2-10 表組みにする
  • 2-10-1 表を挿入する
  • 2-10-2 オートフォーマットを使う
  • 2-10-3 表の配置を揃える
  • 2-10-4 行や列の挿入と削除
  • 2-10-5 行の高さや列の幅の設定
  • 2-10-6 セルの統合と分割
  • 2-10-7 線のスタイル
  • 2-10-8 表の背景
  • 2-11 フィールドの設定
  • 2-11-1 フィールドの挿入
  • 2-11-2 フィールドの編集
  • 2-11-3 フィールドの更新と表示の切り替え
  • 2-12 目次と索引の作成
  • 2-12-1 目次の作成
  • 2-12-2 索引の作成
  • 2-13 封筒に印刷する
  • 2-13-1 直接宛先を入力する
  • 2-13-2 データベースを使って宛先を入力する
  • 2-13-3 差し込み印刷する

第3章 表計算ドキュメント(Calc)編

  • 3-1 Calcの画面
  • 3-2 文字やデータを入力する
  • 3-2-1 文字を入力する
  • 3-2-2 データを入力する
  • 3-2-3 連続データを作成する
  • 3-3 セルの書式設定
  • 3-3-1 セルの属性を分類する
  • 3-3-2 文字の配置
  • 3-3-3 罫線を引く
  • 3-3-4 セルに色をつける
  • 3-3-5 セルの挿入と削除
  • 3-3-6 セルの統合と解除
  • 3-4 表(ワークシート)の設定
  • 3-4-1 表の挿入と削除
  • 3-4-2 表の移動とコピー
  • 3-4-3 表の名前を変更する
  • 3-4-4 表の表示と非表示
  • 3-5 数式・関数を使って計算する
  • 3-5-1 オートsumを使う
  • 3-5-2 数式入力ボックスに数式を入力する
  • 3-5-3 関数を使って計算する
  • 3-6 データの並べ替え
  • 3-7 フィルタを使う
  • 3-7-1 オートフィルタを使う
  • 3-7-2 標準フィルタを使う
  • 3-7-3 特殊フィルタを使う
  • 3-8 データの保護
  • 3-8-1 セルの保護
  • 3-8-2 ドキュメントの保護
  • 3-9 データを統合する
  • 3-10 グラフを作成する
  • 3-10-1 表からグラフを作成する
  • 3-10-2 グラフの移動と拡大・縮小
  • 3-10-3 グラフの種類を変更する
  • 3-10-4 グラフを編集する

第4章 図形描画(Draw)編

  • 4-1 Drawの画面
  • 4-2 図形を描く
  • 4-2-1 四角形を描く
  • 4-2-2 円形を描く
  • 4-2-3 線を描く
  • 4-2-4 多角形を描く
  • 4-2-5 曲線を描く
  • 4-3 簡単なイラスト作成
  • 4-3-1 図形を複製する(オブジェクトの複製)
  • 4-3-2 図形の重なりを変更する(オブジェクトの整列)
  • 4-3-3 図形をまとめる(オブジェクトのグループ化)
  • 4-4 オプション機能を使う
  • 4-4-1 グリッド線を使う
  • 4-4-2 スナップポイント、スナップラインを使う
  • 4-4-3 位置とサイズの設定
  • 4-4-4 ズームを使う
  • 4-5 文字をデザインする
  • 4-5-1 テキストボックスの作成
  • 4-5-2 フォントワーク
  • 4-5-3 オリジナルのグラデーションを作成する
  • 4-5-4 画像データに変換する

Writer(ライター)

ワープロソフトです。シンプルなビジネス文書から、表や図などを組み込んだ文書作成、長文作成にも対応した機能が備わっています。

Calc(カルク)

表計算ソフトです。豊富な計算機能やグラフ作成機能、データ分析機能などが備わっています。

Draw(ドロー)

図形描画ソフトです。簡単な図形描画からベジェ曲線を使った図形描画機能、3D図形描画機能も備わっています。

Impress(インプレス)

プレゼンテーションソフトです。図形描画機能も豊富にあり、スライドを展開するときに様々な効果を設定することができます。

HTML Editor

ホームページ(Web)作成ソフトです。タグを知らない初心者の方でもイメージ画面から作成することができます。

Math Editor

数式作成ソフトです。Writerなどのドキュメントにバランスの整った数式を作成します。

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ダウンロードとインストール
ダウンロードする

各対応OSのパッケージをダウンロードしてください。
日本ユーザー会のサイトからダウンロードできます。 バイナリパッケージのサイト一覧のページへ
インストールする

日本ユーザー会のサイトにインストール方法について掲載しています。
詳しくわかりやすく解説しています。 インストール方法のページへ
ER(簡易追加設定ツール)

OpenOffice.orgを使いやすくする設定・データを自動的に追加するツールです。 ER情報のページへ
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第1章 OpenOffice.orgの基本操作
1-1 ファイルを開く・保存する
1-1 ファイルを開く・保存する
ファイルの読み込みと保存のしかたについて説明します。
1-1-1 新規ドキュメントを開く

OpenOffice.orgを起動すると、自動的に新しいドキュメントが開きます。ここでは、他のドキュメントを作成したあとで、新しくドキュメントを開く操作方法を説明します。
1-1-1 ファイルを開く・保存する

メニューからファイル(F)→新規作成(N)→それぞれのドキュメントをクリックします。または、ファンクションバーの新規作成のアイコンをクリックします。

新規作成のアイコンを長めにクリックすると、サブメニューが表示されそれぞれのドキュメントを選択できます。

1-1-2 ファイルを開く

作成したドキュメントを読み込むことをファイルを開くといいます。OpenOffice.orgで作成したドキュメントのファイルの他にも、マイクロソフトのWORDやEXCELで作成したファイルなどを読み込むことができます。
1-1-2 ファイルを開く

メニューからファイル(F)→開く(O)をクリックします。または、ファンクションバーのファイルを開くのアイコンをクリックします。ファイルを開くのダイアログが表示されるので、フォルダを指定して読み込むファイルを一覧から選択します。

1-1-3 ファイルを保存する

作成したドキュメントをファイルとしてハードディスクやフロッピーディスクなどに保存します。保存には上書き保存と名前を付けて保存の2通りがあります。また、OpenOffice.orgのファイル形式の他にも、マイクロソフトのWORDやEXCELなど他の種類のファイル形式で保存することもできます。
1-1-3 ファイルを保存する
上書き保存する

読み込んだドキュメントの内容を変更や追加してファイル名を変えずに同じファイル名で保存する場合は上書き保存します。メニューからファイル(F)→保存するまたは、ファンクションバーのドキュメントの保存をクリックします。
名前を付けて保存する

新しく作成したドキュメントの保存や読み込んだドキュメントをファイル名を変えて保存する場合は名前を付けて保存します。メニューからファイル(F)→名前を付けて保存(A)をクリックします。名前を付けて保存のダイアログが表示されるのでフォルダを指定してファイル名を入力して保存します。

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1-1-4 PDFファイルにエクスポートする

PDFファイルとは、相手側の機種や環境に影響なくイメージを損なわずに文書を表示できるファイルのことです。エクスポートとは、他のアプリケーション(ソフトウェア)で読み込み可能なファイル形式に保存することをいいます。
PDFファイルを表示するには、Adobe社のAdobe Reader®が必要になります。Adobe社のサイト http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readermain.htmlからダウンロードすることができます。(無償配布)
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PDFファイルにエクスポートするには、メニューからファイル(F)→PDFファイルとしてエクスポートまたは、ファンクションバーから直接PDFとしてエクスポートをクリックします。

エクスポートのダイアログが表示されるのでフォルダを指定してファイル名を入力して保存をクリックします。PDFオプションのダイアログが表示されます。(ファンクションバーの直接PDFファイルとしてエクスポートをクリックした場合は、PDFオプションのダイアログは表示されません。)

ページ

  • エクスポートする範囲を選択します。すべてを選択すると、ドキュメント全体をエクスポートします。範囲を選択すると、指定されたページをエクスポートします。選択した部分を選択すると、あらかじめ選択しておいた範囲をエクスポートします

圧縮

  • エクスポートする画質の品質を選択します。上から順に画質の品質は高くなります。その分、ファイルサイズは大きくなっていきます。

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1-2 ドキュメントを印刷する

作成したドキュメントを印刷します。プリンタの設定や印刷プレビューなど印刷に関する項目を説明します。
1-2-1 プリンタの設定

ドキュメントを印刷するプリンタを設定します。メニューからファイル(F)→プリンタの設定(R)をクリックします。プリンタの設定のダイアログが表示されます。
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プリンタが複数登録されている場合、名前(N)のリストボックスから印刷するプリンタを指定します。プロパティ(I)をクリックしてインクや用紙の種類、サイズなどを設定します。

ページスタイルで設定した用紙の向きと、プリンタの設定での用紙の向きは一致していることを確認します。

1-2-2 印刷プレビューを使う

ドキュメントを印刷する前に印刷プレビューを使ってドキュメントのイメージを画面上で確認することができます。
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印刷プレビューを表示するには、メニューからファイル(F)→印刷プレビュー(G)をクリックします。

1-2-3 印刷する

ドキュメントを印刷します。メニューからファイル(F)→印刷(P)をクリックします。印刷のダイアログが表示されます。
kih_1-2-3.png

印刷範囲と印刷部数を指定します。

ファンクションバーの印刷のアイコンをクリックすると、すぐに印刷を開始します。印刷範囲や部数などを設定することはできません。

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1-3 ヘルプを利用する

OpenOffice.orgでは様々な形でヘルプを利用することができます。操作方法や機能の説明を調べるだけでなく、いろいろな工夫がされています。ヘルプ機能の操作説明をします。
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目次

  • ヘルプ画面を呼び出し調べたい項目を目次から選択したり、索引や検索からキーワードを入力して調べることもできます。

ヘルプエージェント

  • ヘルプエージェントを選択しておくと、難しい作業を行うときにウィンドウが表示され、作業をサポートしてくれます。

ヒント

  • ツールバーのボタン名を表示します。

詳細とヒント

  • ボタンやコマンド機能について、簡単な説明を表示します。

サポート

  • サポートページへのリンク表示されます。(ただし、英語表記ですが)

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第2章 文書ドキュメント(Writer)編
2-1 Writerの画面

Writerの画面にはいろいろなアイコンが並んでいます。アイコン化したボタンを並べたツールバーや数字の目盛りを表示しているルーラなどがあります。
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メニュー

  • Writerのいろいろな機能を実行できるコマンドが入っています。Writerには8つのメニューがあり、メニューをクリックするとメニューリストが表示されます。
    ファンクションバー
  • Writerの一番上にあるアイコンバーです。ここには、頻繁に使用する重要な機能のアイコンが並んでいます。
    オブジェクトバー
  • オブジェクトバーには、いろいろな種類のオブジェクトバーがあります。ここでは、テキストの書式に関するオブジェクトバーが表示されています。
    標準ツールバー
  • Writerの左端にあるアイコンバーです。ここには、頻繁に使用する編集ツールのアイコンが並んでいます。アイコンの右端に三角のマークがついているアイコンを長めにクリックすると、可動ツールバーを表示します。
    ルーラ
  • 画面の定規(ものさし)です。ページの寸法を確認することができます。また、インデントやタブの設定をすることができます。
    ステータスバー
  • ここには、ドキュメントに関するページ番号やページスタイルの情報などが表示されます。また、入力モードの切り替えなどのボタンもあります。

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2-2 ページスタイルの設定

Writerを起動したときに用紙サイズや配置、文字の方向、余白などはあらかじめ標準で設定されています。このままの状態でも文書を作成することはできますが、文書作成のあとに設定を変更すると、文書のレイアウトイメージが変わってしまいます。ですから、文書を作成する前にページスタイルの設定をするのが望ましいです。
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メニューから書式(O)→ページ(G)をクリックします。ページスタイルのダイアログが表示されたらページのタブをクリックします。

用紙サイズ

  • 用紙のサイズや向きを設定します。
    文字方向
  • 文字を縦書きするか横書きにするかを選択します。
    余白
  • 文字を入力する範囲を設定します。余白に設定された範囲には文字を入力することはできません。
    レイアウト
  • 現在のページスタイルを左右両方に適用するか、どちらか一方に適用するかを設定します。

2-2-1 行数と文字数の設定

現在のページに対して行数または行数と文字数を設定します。行数と文字数を設定すると、原稿用紙で作成した様な文書にすることができます。
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行数と文字数を設定するには、ページスタイルのダイアログを表示して行数と文字数のタブをクリックします。

行数と文字数

  • 現在のページに対して、行数または行数と文字数を指定するのかを選択します。
    行数と文字数の設定
  • 行数または行数と文字数を選択した場合に、ページ単位に入力する行数や行単位に入力する文字数を指定します。対象文字列の最大サイズを大きくするほど、行単位の文字数は少なくなります。また、ルビの最大サイズが大きくなるほど、ページ単位の行数は少なくなります。
    罫線(グリッド線)の表示
  • 罫線の画面上や印刷での表示、非表示を指定します。また、表示をオンにした場合、色を選択します。

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2-3 文字を入力する(文字の書式設定)

整った文書を作成するために、文字のスタイルを設定することは有効的な手段です。文字の書式設定のフォントの設定、フォント効果について説明します。
2-3-1 文字の種類やスタイル、サイズを設定する(フォント設定)

フォント設定するには、メニューから書式(O)→文字(H)をクリックします。文字のダイアログが表示されるのでフォントのタブをクリックします。
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また、フォント設定はオブジェクトバーから設定することができます。

2-3-2 文字の線や色を設定する(フォント効果)

フォント効果を設定するには、文字のダイアログを表示してフォント効果のタブをクリックします。その他にも文字の浮き彫りや中抜き、影、点滅の効果を出すことができます。
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下線とフォントの色はオブジェクトバーから設定することができます。

2-3-3 文字の位置を設定する

文字を縮小させて位置を変更したり、文字の間隔を任意に設定します。文字の位置を設定するには、文字のダイアログを表示して位置のタブをクリックします。
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位置

  • 位置を指定して高さの割合と、フォントサイズの縮小幅を任意に指定します。

回転と倍率

  • 文字を右や左に90度回転します。行の幅に合わせるか、任意に幅の倍率を指定します。

文字間隔

  • 文字の間隔を指定します。標準で使用するフォントの指定された文字間隔になります。広くするまたは狭くする場合は、間隔(Y)で任意に指定します。文字組みのカーニング(P)をオンにすると、文字の組み合わせごとに間隔を自動調整します。
  • 文字組みのカーニングは、カーニング情報を持つフォントのみ有効です。

2-3-4 文字の2行使い

通常、1行で表示される文字を2行に分けて表示します。文字の2行使いを設定するには、文字のダイアログを表示して日本語レイアウトのタブをクリックします。
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2行使い

  • 文字を2行に分けて表示します。
    かっこ記号
  • 2行使いの文字の先頭や末尾に記号を付けます。

2-3-5 文字にルビを付ける

文字に振り仮名(ルビ)を付けます。メニューから書式(O)→ルビ(I)をクリックします。ルビのダイアログが表示します。
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対象文字列

  • ルビを付ける対象の文字を入力します。
    ルビ文字
  • 対象文字列に付けるルビを入力します。
    配置
  • ルビの配置(水平方向)を揃えます。
    位置
  • ルビの位置(上下)を選択します。
    ルビ用文字スタイル
  • ルビ用文字のスタイルやサイズを選択します。スタイリスト(J)から文字スタイルを任意に設定することができます。

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2-4 段落スタイルの設定

段落とは一区切りの文章のことです。Writerでは改行(Enterキーを押す)することでひとつの段落になります。段落スタイルの配置やインデント、タブ、番号付けについて説明します。
2-4-1 段落の配置を揃える

通常、左寄せなっている段落の配置を変更することができます。段落の配置には、左揃えや右揃え、中央揃え、両端揃えがあります。
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メニューから書式(O)→段落(A)をクリックします。段落のダイアログが表示されるので配置のタブをクリックします。また、段落の配置はオブジェクトバーから設定することができます。

両端揃えにした場合は、最後の行を任意に指定します。

2-4-2 インデントと行間隔を設定する

インデントとは、行頭や行末の字下げのことです。段落の開始位置と終了位置、段落の行間隔を設定することができます。
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インデントと行間隔を設定するには、段落のダイアログを表示してインデントと行間隔のタブをクリックします。

また、インデントの設定はルーラからとオブジェクトバーから設定することができます。

ルーラからインデントの設定をする場合は、ルーラに表示されている三角のボタンをドラッグしてインデントの位置を設定します。

2-4-3 タブとリーダーの設定

タブとは、あらかじめ設定した位置にTabキーを押すことでカーソルが移動する機能のことです。リーダーを設定するとタブストップの左側に点線や破線などを表示することができます。
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タブを設定するには、段落のダイアログを表示してタブのタブをクリックします。また、タブの設定はルーラから設定することができます。

ルーラからタブの設定をする場合は、ルーラ内をクリックするとタブストップのマークが表示されます。タブストップのマークをドラッグしてタブストップの位置を設定します。タブストップのマークを右クリックすると、配置の種類のサブメニューが表示されるので、タブストップの配置の種類を設定します。

2-4-4 ドロップキャップを使う

ドロップキャップとは、段落の最初の文字や単語を複数の行にまたがり大きくした文字のことです。段落のダイアログを表示して、ドロップキャップのタブをクリックします。
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ドロップキャップの表示

  • ドロップキャップの表示、非表示を切り替えます。
    単語
  • 段落の最初の単語をドロップキャップにします。
    文字数
  • ドロップキャップを適用する文字数を指定します。最大9文字まで指定できます。(単語をオンにした場合は、文字数を指定することはできません。)
  • ドロップキャップのまたがる行を指定します。最大9行まで指定できます。
    テキストまでの間隔
  • ドロップキャップから次に続くテキストまでの間隔を指定します。
    ドロップキャップのテキスト
  • ドロップキャップのテキストを表示します。また、段落の最初の文字や単語を変更することができます。
    文字スタイル
  • ドロップキャップの文字のスタイルを設定します。

2-4-5 箇条書きと番号付けの設定

作成した文書を箇条書きのスタイルや番号付けのスタイルにしたり、アウトラインを使って見出しの項目ごとにまとめた文書にすることができます。
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箇条書きにする

文章の先頭位置に記号をつけて箇条書きのスタイルにすることができます。メニューから書式(O)→箇条書きと番号付け(N)をクリックします。箇条書きと番号付けのダイアログが表示されたら箇条書きのタブをクリックします。記号の種類を選択します。
番号付けにする

文章の先頭位置に連番で番号をつけて番号付けのスタイルにすることができます。箇条書きと番号付けのダイアログを表示して番号付けのタブをクリックします。番号の種類を選択します。

また、箇条書きと番号付けの設定はオブジェクトバーから設定することができます。
アウトラインを使う

アウトラインとは、文章の大要を階層化にした機能です。アウトラインを使って文章を見出しごとの構成にまとめたスタイルにすることができます。箇条書きと番号付けのダイアログを表示してアウトラインのタブをクリックします。アウトラインの種類を選択します。

次に見出しレベルを設定します。見出しレベルは先頭位置でTabキーを押すと、見出しレベルを下げることができます。

2-4-6 縦書きにする

文書ドキュメントを縦書きに作成します。一度、横書きで作成した文書も縦書きにすることができます。
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メニューから書式(O)→ページ(G)をクリックします。ページスタイルのダイアログが表示されます。ページのタブをクリックします。

文字方向(T)を右から左へ(縦書き)を選択します。

半角英数で入力した数字やアルファベットの文字は縦書きの文字にはなりません。全角入力で縦書きの文字にすることはできます。

2-4-7 ハイフネーションと禁則処理の設定
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ハイフネーションの設定

ハイフネーションとは、欧文で入力した単語が行に入りきらない場合、ハイフン(-)を挿入して単語を分割して次の行にハイフン以降を記述します。

ハイフネーションを設定するには、段落のダイアログを表示して体裁のタブをクリックします。

ハイフネーションの自動のチェックをオンにします。
禁則処理の設定

禁則処理とは、あらかじめ、行頭および行末の禁則文字のリストに登録された文字を対象に、行頭や行末に配置されるのを禁止する処理のことです。

禁則処理を設定するには、段落のダイアログを表示して日本語文の体裁のタブをクリックします。

行頭および行末の禁則文字のリストで禁則処理を行うのチェックをオンにします。

禁則文字のリストを編集する場合は、オプションのダイアログを表示して言語設定→日本語レイアウトをクリックします。行頭、行末禁則文字を編集します。

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2-5 段組みの設定

ページをいくつかに分割してレイアウトします。段組みを設定することで、掲載する文字量を増やしてページを効率的に使用できます。段組みを多用した例として新聞などがあります。
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メニューから書式(O)→段組み(L))をクリックします。段組みのダイアログを表示します。

プリセット

  • 段組みの段数を選択します。または、任意に段数を指定します。(最大99段まで設定できます。)
    幅と間隔
  • 段の幅と間隔を設定します。
    境界線
  • 段組みの間に境界線を引きます。境界線の線の太さや長さ、位置を設定します。

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2-6 ヘッダとフッタの設定

ヘッダとフッタを使ってページの上部や下部にテキストや図を配置します。ページの上部に記した部分をヘッダといい、ページの下部に記した部分をフッタといいます。
2-6-1 ヘッダとフッタを使う

ヘッダを使う場合は、メニューから挿入(I)→ヘッダ(A)をクリックします。フッタを使う場合は、メニューから挿入(I)→フッタ(R)をクリックします。ヘッダやフッタのボックスが表示されます。
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ヘッダとフッタの設定は、ページスタイルの設定からも行えます。ページスタイルのダイアログを表示します。

ヘッダを使う場合は、ヘッダのタブをクリックしてヘッダを付ける(D)をオンにします。フッタを使う場合は、フッタのタブをクリックしてフッタを付ける(F)をオンにします。

2-6-2 複数のヘッダとフッタを使い分ける

それぞれのページスタイルに合わせてヘッダやフッタを使い分けます。ここでは、左ページには左揃えのヘッダを使用し、右ページには右揃えのヘッダを使用する例を紹介します。
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メニューから書式(O)→スタイリスト(Y)をクリックします。または、ファンクションバーのスタイリストのアイコンをクリックします。スタイリストのダイアログを表示します。

スタイリストのダイアログからページスタイルのアイコンをクリックします。左ページをダブルクリックします。ページスタイルに左ページが適用されます。

次に、ページスタイルのダイアログを表示します。ヘッダを付ける(D)をオンにします。

同じように右ページのページスタイルを設定してヘッダを付けます。ヘッダの配置を右揃えにします。

2-6-3 ヘッダとフッタの編集

ヘッダやフッタの配置やテキストとの間隔を編集します。ページスタイルのダイアログからヘッダまたは、フッタのタブをクリックします。
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左右ページ同じ内容

  • 偶数、奇数ページの両方にヘッダを付けます。
    左、右余白
  • ページの左端からまたは右端からの余白部分を指定します。
    間隔
  • 文書ドキュメントのテキスト部分との間の間隔を指定します。
    高さ
  • ヘッダまたはフッタ部分の高さを指定します。
    詳細
  • 外枠や背景色を設定することができます。

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2-7 脚注や文末脚注を設定する

脚注とは、文書ドキュメントのページ下に付けた注釈のことをいい、文末脚注とは、文書ドキュメントの最後に付けた注釈のことです。
2-7-1 脚注と文末脚注の挿入

脚注または文末脚注を挿入するには、メニューから挿入(I)→脚注をクリックします。脚注の挿入のダイアログが表示されます。
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番号付け

  • 脚注または文末脚注の番号を付けます。自動を選択すと、連続した番号を割り当てます。文字を選択すると、任意に指定した文字や数字を指定することができます。下のボタンをクリックして記号や特殊文字を選択することができます。
    種類
  • 脚注または文末脚注を選択します。

脚注または文末脚注の挿入は標準ツールバーから設定することもできます。挿入のアイコンを長めにクリックすると可動ツールバーが表示されます。可動ツールバーの脚注または文末脚注の直接挿入のアイコンをクリックします。

脚注または文末脚注の番号をクリックすると脚注または文末脚注にジャンプすることができます。

2-7-2 脚注と文末脚注の書式設定

脚注または文末脚注の書式設定をするには、メニューからツール(T)→脚注(F)をクリックします。脚注の設定のダイアログが表示されます。脚注または文末脚注のタブをクリックします。
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番号の種類

  • 脚注または文末脚注に付ける番号の種類を選択します。
    番号付け
  • 脚注に連続で付ける番号の範囲を選択します。(ページや章ごとは位置でページ末を選択している場合にのみ有効です。)
    開始番号
  • 最初の脚注または文末脚注に付ける番号を指定します。(脚注の場合、番号付けで文書ごとを選択している場合にのみ有効です。)
    番号前、番号後
  • 脚注または文末脚注の番号の前や後にテキストを挿入します。
    位置
  • 脚注を付ける位置を選択します。文書末を選択した場合は文末脚注になります。
    スタイル-段落
  • 脚注または文末脚注の段落スタイルを選択します。
    スタイル-ページ
  • 文末脚注のページスタイルを選択します。
    文字スタイル-文書範囲
  • 脚注または文末脚注の文書ドキュメント内の番号の文字スタイルを選択します。
    文字スタイル-脚注、文末脚注範囲
  • 脚注または文末脚注の番号の文字スタイルを選択します。
    脚注が次ページに続く際の注意書き
  • 脚注が複数のページにまたがる場合に表示するテキストを入力します。脚注末には、次のページに続くことを表示するテキストを入力します。次のページには、前のページからの続いていることを表示するテキストを入力します。

2-7-3 脚注をレイアウトする

脚注の領域や本文との間隔、本文と脚注の境界線の設定などレイアウトすることができます。脚注をレイアウトするには、ページスタイルのダイアログを表示して、脚注のタブをクリックします。
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脚注範囲

  • 脚注範囲の高さを自動調整するか最大の高さを指定します。本文までの間隔には、本文の領域と脚注範囲の領域との間隔を指定します。
    境界線
  • 本文の領域と脚注範囲の領域の間に境界線を引きます。境界線の位置や太さ、長さを選択します。脚注までの間隔には、境界線と脚注範囲の1行目との間隔を指定します。

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2-8 スタイル(スタイリスト)の設定

スタイルとは、あらかじめ複数の書式をまとめて組み合わせたものです。スタイルごとに様々な書式の組み合わせがあります。

通常、スタイルを設定しない場合、標準スタイルで入力されます。それぞれ個別に書式を設定する方法もありますが(2-3 文字の書式設定、2-4 段落スタイルの設定を参照)、長文など文書の構成で章や節ごとの見出しや注釈書きなどの書式を設定する場合、個別に設定すると大変手間のかかる作業になります。

スタイルを設定することにより、個別に設定する手間も省くことができて、適用したスタイルの書式変更をした場合に一括で変更することができます。
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スタイルを設定するには、メニューから書式(O)→スタイリスト(Y)をクリックします。スタイリストのウィンドウが表示されます。

スタイルの種類には、段落、文字、枠、ページ、番号付けスタイルがあります。

段落スタイル

  • 段落ごとにスタイルを設定します。段落や文字の書式設定などを組み合わせたスタイルがあります。
    文字スタイル
  • 文字ごとにスタイルを設定します。文字の書式設定を組み合わせたスタイルがあります。
    枠スタイル
  • 枠ごとにスタイルを設定します。枠の設定を組み合わせたスタイルがあります。
    ページスタイル
  • ページごとにスタイルを設定します。ページスタイルの設定を組み合わせたスタイルがあります。
    番号付けスタイル
  • 番号付けや箇条書きごとにスタイルを設定します。番号付けや箇条書きの設定を組み合わせたスタイルがあります。

また、スタイルの設定は、ファンクションバーから設定することができます。

2-8-1 スタイル(スタイリスト)を設定する

段落スタイルの設定を例に説明します。スタイルを設定するには、スタイリストのウィンドウから適用するスタイルをダブルクリックします。
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または水やりモードをオンにしてから適用するスタイルをクリックします。次に文書ドキュメント内の適用させる段落をクリックします。

一度、設定したスタイルは、オブジェクトバーのスタイルの適用から設定することもできます。

2-8-2 スタイル(スタイリスト)の新規作成と変更

あらかじめ設定されているスタイルをベースにして、ユーザー定義のスタイルを新しく作成します。スタイリストのウィンドウから選択スタイルから新規作成のアイコンをクリックします。
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スタイルの作成のダイアログが表示されるので、スタイル名を入力します。

スタイルの一覧に新規作成したスタイルが表示されるので、スタイル名を右クリックします。ショートカットメニューから変更(B)をクリックします。スタイルのダイアログが表示されます。

書式を変更します。

または、右クリックしてショートカットメニューから、新規作成(A)をクリックします。管理のタブをクリックしてスタイルの名前を入力します。次に書式を変更します。

既存のスタイルも右クリックの変更(B)から書式を変更することができます。

既に、文書ドキュメント内で設定されているスタイルを変更すると、変更されたスタイルが適用されます。

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2-9 ナビゲータを使う

ナビゲータを使うと文書ドキュメント内のそれぞれの項目にジャンプすることができます。
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ナビゲータを表示するには、メニューから編集(E)→ナビゲータ(N)をクリックします。ナビゲータのウィンドウが表示されます。

ナビゲーション

  • ナビゲーションのアイコンを長めにクリックすると、可動ツールバーを表示します。ジャンプする項目を選択します。
    前、次のボタン
  • ナビゲーションで選択した項目の前または次へジャンプします。
    ページ番号
  • 入力したページへジャンプします。
    章を上、下へ移動
  • 見出しおよび関連するドキュメントの内容(テキスト)を1つ上または下へ移動します。
    リストボックス
  • 内容ビューを表示または非表示にします。
    内容ビューの切り替え
  • 内容ビューの表示をすべてのカテゴリーまたは選択したカテゴリーの表示に切り替えます。
    見出しレベル
  • ナビゲータの内容ビューに表示する見出しレベルを選択します。
    レベルを上げる、下げる
  • 見出しのレベルを1つ上げる、または下げます。

また、ナビゲーションはファンクションバーから設定することができます。

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2-10 表組みにする

文書に表を組み込んで作成することはよくあります。Writerでは表の挿入を使って表を作成することができます。
2-10-1 表を挿入する

表を挿入するには、メニューから挿入(I)→表(T)をクリックします。表のダイアログが表示されます。
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表の名前

  • 表の名前を入力します。表を多用する場合、わかりやすい名前を付けておくと編集するときに便利です。
    表のサイズ
  • 表の列数と行数を指定します。
    オプション
  • 表の1行目に見出しを設定して文字の書式を変えたり、表が複数のページに分割しないようにしたり、表のセルに枠線をつけたりすることができます。
    オートフォーマット
  • 表の書式をあらかじめ設定された書式に自動的に設定します。

表の挿入は標準ツールバーから設定することもできます。表の挿入のアイコンをクリックすると表のダイアログが表示されます。また、挿入アイコンを長めにクリックすると可動ツールバーが表示されます。可動ツールバーの表の挿入アイコンからドラッグして列と行数を指定することもできます。

2-10-2 オートフォーマットを使う

オートフォーマットを使うと、あらかじめ書式設定された表を作成することができます。表の挿入のダイアログからオートフォーマット(F)をクリックします。オートフォーマットのダイアログを表示します。
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書式

  • 使用できる書式設定スタイルのリストから選択します。
    書式設定(オプション)
  • 選択した書式設定に適用するオプションを選択します。
    挿入
  • 新しく作成した表の書式をリストに追加します。
    削除
  • リストから表の書式を削除します。

書式のリストから書式設定スタイルを選択して、OKをクリックします。次に、列と行数を入力します。

2-10-3 表の配置を揃える

表の幅を変えて配置を変更することができます。表の配置は段落の配置と同じように左揃えや右揃え、中央揃えなどがあります。
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メニューから書式(O)→表(T)をクリックします。表のダイアログが表示されたら表のタブをクリックします。表の幅を指定して、配置する位置を選択します。

また、表の配置の設定は標準ツールバーから設定することができます。

2-10-4 行や列の挿入と削除

表の行や列を挿入したり、削除したりすることができます。
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行を挿入するには、メニューから書式(O)→行(R)→挿入(I)をクリックします。列を挿入するには、メニューから書式(O)→列(M)→挿入(I)をクリックします。それぞれのダイアログが表示されます。挿入する行または列数を入力して、位置を指定します。

行を削除するには、メニューから書式(O)→行(R)→削除(D)をクリックします、列を削除するには、メニューから書式(O)→列(M)→削除(D)をクリックします。

また、行や列の挿入と削除は、オブジェクトバーから設定することができます。

表を選択すると、オブジェクトバーがテキストオブジェクトバーから表オブジェクトバーにかわります。

2-10-5 行の高さや列の幅の設定

表の行の高さや列の幅を均等に揃えたり、個別に設定することができます。
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均等に揃える

行の高さを均等に揃えるには、メニューから書式(O)→行(R)→均等分割(E)をクリックします。列の幅を均等に揃えるには、メニューから書式(O)→列(M)→均等分割(E)をクリックします。

また、行の高さや列の幅の均等分割はオブジェクトバーから設定することができます。最適化のアイコンをクリックします。可動ツールバーが表示されるので、行の高さまたは列の幅の均等分割のアイコンをクリックします。
個別に設定する

行の高さを設定するには、メニューから書式(O)→行(R)→高さ(H)をクリックします。列の幅を設定するには、メニューから書式(O)→列(M)→幅(W)をクリックします。それぞれのダイアログが表示されます。行の高さまたは列の幅を指定します。

また、列の幅はマウスを使って変更する方法もできます。マウスポインタを列の右端またはルーラ内に移動します。両矢印が表示されたらドラッグします。

2-10-6 セルの統合と分割

セルとは、表のマス目のことです。複数のセルをまとめて1つに統合したり、1つのセルを複数に分割することができます。
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セルを統合するには、メニューから書式(O)→セル(C)→統合(M)をクリックします。

セルを分割するには、メニューから書式(O)→セル(C)→分割(S)をクリックします。セルの分割のダイアログが表示されます。分割するセルの行または列数を入力して、分割する方向を指定します。

また、セルの統合や分割は、オブジェクトバーから設定することができます。

2-10-7 線のスタイル

表の枠に線を付けたり、線のスタイルや色などを設定します。
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メニューから書式(O)→表(T)をクリックします。または、表の挿入のアイコンをクリックします。表の書式のダイアログを表示します。外枠のタブをクリックします。

線を引く位置

  • 枠線の引く位置を選択または、任意に指定します。
  • 線の太さやスタイル、色を選択します。
    内容までの間隔
  • 枠線とテキストの間隔を指定します。
    影付き
  • 表に影を付けます。影を付ける位置と色を選択します。

また、線を引く位置や線のスタイルは、オブジェクトバーからも設定することができます。

2-10-8 表の背景

表全体の背景に色を付けたり、行や列、セルの個別単位に色を付けます。表の書式のダイアログを表示します。背景のタブをクリックします。
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様式

  • 背景に色を付けます。また、図を選択して背景に画像ファイルを挿入することもできます。
    用途
  • 背景に色を付ける範囲を選択します。
    背景色
  • 背景に付ける色を選択します。背景色を解除する場合は、塗りつぶしなしを選択します。

また、背景色はオブジェクトバーからも設定することができます。

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2-11 フィールドの設定

フィールドは、変更される可能性のあるデータ(現在の日付やページ数など)を文書に表示するときに使用します。フィールドを使うと入力する手間を省くことができます。
2-11-1 フィールドの挿入

フィールドを挿入するには、メニューから挿入(I)→フィールド(D)をクリックします。
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日付、時刻

  • 現在の日付または時刻が挿入されます。
    ページ番号、ページ総数
  • 現在のページ番号または文書ドキュメントの総ページ数が挿入されます。
    テーマ、タイトル、作成者
  • プロパティの概要やオプションのユーザーデータ設定に入力された文書ドキュメントの情報を表示します。
    その他
  • フィールドのダイアログを表示します。文書ドキュメントに挿入できるすべてのフィールドを選択できます。

また、フィールドの挿入は標準ツールバーから設定することができます。

2-11-2 フィールドの編集

挿入したフィールドの書式の変更などフィールドを編集します。フィールドを編集するには、メニューから編集(E)→フィールド(I)をクリックします。フィールドの編集のダイアログが表示されます。
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フィールドタイプ

  • 編集の選択をしたフィールドの種類が表示されます。
    選択
  • フィールドタイプによって選択できるフィールドが表示されます。表示されないフィールドタイプもあります。
    書式
  • フィールドの書式を選択します。

フィールドタイプによってフィールドに使用する値を修正することができます。

2-11-3 フィールドの更新と表示の切り替え

フィールドを更新する場合は、メニューからツール(T)→更新(U)→フィールド(F)をクリックします。
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フィールドを固定された内容で挿入した場合は、更新はされません。

フィールドを名前または内容で表示の切り替えをします。表示の切り替えをする場合は、メニューから表示(V)→フィールド(F)をクリックします。

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2-12 目次と索引の作成

長文を作成する際、項目ごとに分けて作成すると文書全体が捉えやすくわかり易い文書になります。また、大切な語句をまとめて索引として登録しておくと語句から文書を把握することも可能になります。Writerには、目次や索引を作成する機能があります。
2-12-1 目次の作成

目次を作成するには、あらかじめ段落スタイルで設定した見出しを適用する方法と、目次の項目を登録する方法の2通りがあります。
段落スタイルを適用し目次を作成する

あらかじめ段落スタイルの見出しを設定しておきます。メニューから挿入(I)→目次と索引(X)→目次と索引(I)をクリックします。目次と索引の挿入のダイアログが表示されます。目次と索引のタブをクリックします。
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種類とタイトル

  • 目次のタイトルを入力します。
    目次と索引の作成
  • 目次を作成する対象範囲と見出しレベルの適用範囲をを選択または指定します。
    アウトライン
  • あらかじめ設定した見出しレベルに合わせてアウトラインのスタイルを適用します。
    その他のスタイル
  • スタイルの適用(右のボタンをクリックするとスタイルの適用のダイアログが表示されます。)で設定したスタイルを適用します。
    目次と索引の項目
  • 目次と索引の項目で登録した内容を適用します。

目次の項目を登録し目次を作成する

目次に表示する項目を登録します。目次に登録する語句を選択して、メニューから挿入(I)→目次と索引(X)→目次と索引の項目登録(E)をクリックします。目次と索引の項目登録のダイアログが表示されます。
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種類

  • 目次を選択します。
    項目
  • 目次に登録する語句を入力します。(目次に登録する選択した語句が表示されます。)目次に表示する語句を変更することもできます。
    レベル
  • 段落スタイルの見出しレベルを設定します。

作成した目次を削除する場合は、目次のページで右クリックします。ショートカットメニューから目次と索引の削除をクリックします。

また、目次の項目を登録は標準ツールバーの挿入から設定することもできます。

2-12-2 索引の作成

索引は項目や用語などを書き出してその所在ページを示し、検索するのに使用します。索引を作成するには、あらかじめ索引の項目を登録しておきます。

索引の項目を登録するには、索引に登録する語句を選択して、目次と索引の項目登録のダイアログが表示します。
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種類

  • 索引を選択します。
    項目
  • 索引に登録する語句を入力します。(索引に登録する選択した語句が表示されます。)索引に表示する語句を変更することもできます。
    読み
  • 選択した索引の項目の読みをカタカナで入力します。索引では、その読み方で並び替えます。
    分類タイトル1
  • 選択した索引の項目の属する分類を指定します。
    分類タイトル2
  • 分類タイトル1の下位分類を指定します。分類タイトル2を指定した場合、選択した索引の項目は分類タイトル2に属します。
    主項目
  • 主項目に設定された索引は、索引のページ番号が他の索引とは異なる書式で表示されます。
    別の箇所にもある同じ語句に適用
  • 文書ドキュメント内の同じ語句のすべてを索引の対象とします。大文字と小文字を区別をする場合は、チェックをオンにします。完全に一致する単語を適用する場合は、チェックをオンにします。

また、索引の項目を登録は標準ツールバーの挿入から設定することもできます。

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2-13 封筒に印刷する

Writerには封筒に印刷する機能があります。直接宛先を入力する方法と、データベースを使って宛先入力する方法の2通りがあります。
2-13-1 直接宛先を入力する

封筒を作成するには、メニューから挿入(I)→封筒(V)をクリックします。封筒のダイアログが表示されます。封筒のタブをクリックします。
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宛先

  • 宛先を入力します。
    差出人
  • 差出人を入力する場合は、チェックをオンにします。オプションのOpenOffice.org、ユーザーデータに住所や名前が登録されている場合、自動的に入力されます。変更することもできます。

次に封筒のレイアウトとサイズを設定します。書式のタブをクリックします。

宛先、差出人住所

  • 宛先、差出人住所の位置を設定します。書式の編集をクリックして文字や段落のスタイルを設定します。
    サイズ
  • 封筒のサイズを指定します。

次に封筒の用紙の向きとプリンタの設定をします。プリンタのタブをクリックします。

封筒の向き

  • 使用するプリンタに合わせて封筒の向きを設定します。
    現在のプリンタ
  • 設定されているプリンタを表示します。複数のプリンタが設定されている場合は、プリンタを切り替えることができます。

すべての設定を終了したら、新ドキュメントまたは挿入をクリックします。新ドキュメントで新規ドキュメントに作成します。挿入で現在のドキュメントに作成します。

2-13-2 データベースを使って宛先を入力する

住所録などのデータベースを使って宛先を入力します。データベースを使うには、あらかじめデータソースとなるデータベースのテーブルが作成されている必要があります。
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封筒のダイアログを表示します。データベース、テーブル、データベースフィールドを指定して、左矢印のボタンをクリックします。

宛先にフィールドが挿入されます。

2-13-3 差し込み印刷する

データベースを使って宛先を入力し封筒に印刷する場合、差し込み印刷を行います。
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印刷をクリックすると、「差込印刷を実行しますか。」とメッセージが表示されます。「はい」をクリックします。

差し込み印刷のダイアログが表示されます。

レコード

  • 差し込み印刷を行うレコードを指定します。
    出力
  • 差し込み印刷の出力方法を指定します。

フィールド名の表示がアクティブになっている場合、「文書にフィールド名を印刷しますか。」とメッセージが表示されます。「いいえ」をクリックします。

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第3章 表計算ドキュメント(Calc)編
3-1 Calcの画面

Calcを起動すると表(ワークシート)が表示されます。1つの表(ワークシート)には256列、32000行のセルがあります。Calcの画面にもWriterと同じようにいろいろなアイコンが並んでいます。アイコン化したボタンを並べたツールバーや計算式を入力する数式バーなどがあります。
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数式バー

  • 数式の入力または編集する場所です。
    行番号と列番号
  • セルの行の番号と列の番号です。数式を入力するときは、セルの番地を指定します。
    表(ワークシート)のタブ
  • 1つのファイルに複数の表(ワークシート)を作成することができます。表のタブをクリックして、アクティブにする表を切り替えます。

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3-2 文字やデータを入力する

Calcで文字やデータを入力するときに知っておくと便利な方法を説明します。
3-2-1 文字を入力する

文字やデータを入力する場合、入力するセルにアクティブセルを移動します。文字を入力して、Enterキーを押すとアクティブセルが次のセルに移動します。
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アクティブセルの移動する方向を変更することができます。メニューからツール(T)→オプション(O)をクリックします。オプションのダイアログが表示されるので、表ドキュメントの全般をクリックします。入力設定のEnterキーを押して選択方向に入力範囲を移動(M)のリストボックスから移動する方向を選択します。

3-2-2 データを入力する

データを入力する場合、あらかじめ入力範囲を指定してから入力するほうが、途中でアクティブセルを移動しなくてもいいので便利です。
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入力範囲を指定するには、アクティブセルの右下にマウスポインタをもっていき、下(列)または右(行)方向にドラッグします。

3-2-3 連続データを作成する

データを作成したパターンに基づいて、数値や日付、文字列などの連続データを作成することができます。
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データを入力して、次に連続データを作成する範囲を指定します。メニューから編集(E)→連続データ(I)→連続データの作成(E)をクリックします。連続データのダイアログが表示されます。

方向

  • 指定した範囲の中で連続データを作成する方向を指定します。
    連続データの種類
  • 連続データの種類を選択します。
    時間の単位
  • 連続データの種類で日付を選択した場合のみ、時間の単位を選択できます。
    開始値
  • 連続データの開始値が表示されます。開始値を変更することもできます。
    停止値
  • 連続データの作成を停止する値を入力します。
    増分値
  • 連続データを増やす値を入力します。

また、マウスのドラッグ操作で連続データを作成することもできます。データを作成した範囲を選択します。次にアクティブセルの右下からドラッグします。

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3-3 セルの書式設定

Calcでは、基本的に1つのセルに数値や文字、数式(計算式)、日付の4つの種類のデータを入力します。入力したデータに合わせた書式を設定することができます。
3-3-1 セルの属性を分類する

セルの属性を分類して、入力したデータに合わせた書式に設定します。メニューから書式(O)→セル(C)をクリックします。セルのダイアログが表示されるので、数のタブをクリックします。
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入力したデータから、分類(C)と書式(O)をそれぞれリストボックスから選択します。

また、数の書式設定で通貨やパーセンテージ(%)、標準はオブジェクトバーから設定することができます。

Calcでは、(1-1)や(12/31)など2桁-2桁、2桁/2桁と数値を入力すると、日付データと判断し自動的にセルの書式が(○月○日)と入力されます。

3-3-2 文字の配置

セルに入力した文字やデータの配置を揃えることができます。セルの書式のダイアログを表示して、配置のタブをクリックします。
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テキストの配置のリストボックスから配置する位置を選択します。また、文字やデータの配置はオブジェクトバーから設定することができます。

3-3-3 罫線を引く

表に罫線を引きます。罫線を引くことで印刷するときに見やすい表にすることができます。罫線の種類には細線や太線、二重線などがあります。
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セルの書式のダイアログを表示して、外枠のタブをクリックします。罫線を引く位置とスタイルや色を選択します。

また、罫線の設定はオブジェクトバーから設定することができます。外枠のアイコンをクリックします。可動ツールバーが表示されるので、罫線を引く位置を選択します。

表に灰色の線が引かれていますが、これは、グリッド線といいます。グリッド線はページスタイルの設定で印刷可能にすることにより印刷することはできますが、表(ワークシート)すべてのグリッド線が表示されます。

3-3-4 セルに色をつける

セルに背景色として色をつけることができます。表の見出しに色をつけることで見やすい表にすることができます。
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セルの書式のダイアログを表示して、背景のタブをクリックします。塗りつぶしの色を選択します。

また、背景色の設定はオブジェクトバーから設定することができます。背景色のアイコンをクリックします。可動ツールバーが表示されるので、塗りつぶしの色を選択します。

3-3-5 セルの挿入と削除

セルの行や列を挿入や削除したりすることができます。セルを挿入するには、メニューから挿入(I)→セル(C)をクリックします。セルの挿入のダイアログが表示されます。行または列の挿入を選択します。
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また、セルの挿入は標準ツールバーから設定することができます。セルの挿入のアイコンを長めにクリックすると、可動ツールバーが表示されるので、行または列の挿入を選択します。

セルを削除するには、メニューから編集(E)→セルの削除(E)をクリックします。セルの削除のダイアログが表示されます。行または列の削除を選択します。

3-3-6 セルの統合と解除

複数のセルを統合します。セルを統合するには、メニューから書式(O)→セルの統合(E)→実行(D)をクリックします。選択したセルが統合されます。
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統合したセルを解除するには、統合したセルを選択して、メニューから書式(O)→セルの統合(E)→解除(R)をクリックします。統合したセルが解除されます。

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3-4 表(ワークシート)の設定

Calcを起動すると3つの表(ワークシート)が作成されます。新規に表(ワークシート)を追加したり名前を変更することができます。
3-4-1 表の挿入と削除

表(ワークシート)を挿入するには、メニューから挿入(I)→表(S)をクリックします。表の挿入のダイアログが表示されます。
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位置

  • 新規に挿入する表の位置を指定します。
    新しく作成
  • 新規に挿入する表の数、表の名前を入力します。表の数を複数入力した場合は、表の名前を入力することはできません。
    ファイルから作成
  • 既存のファイルの表を挿入します。検索ボタンをクリックしてファイルを選択します。テキストエリアに表の一覧が表示されるので、挿入する表を選択します。リンクのチェックをオンにすると選択した表にリンクさせることができます。

表(ワークシート)を削除するには、メニューから編集(E)→表(T)→削除(D)をクリックします。削除の確認のダイアログが表示されるので、削除するなら「はい」をクリックします。

また、表の挿入や削除は表のタブを右クリックしてショートカットメニューから設定することができます。Shiftキーを押しながら表のタブをクリックすると複数の表を選択することができます。

3-4-2 表の移動とコピー

表(ワークシート)を移動またはコピーするには、メニューから編集(E)→表(T)→移動またはコピー(M)をクリックします。表の移動またはコピーのダイアログが表示されます。
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移動先ドキュメント

  • 移動またはコピー先のドキュメント名を指定します。新規ドキュメントに移動またはコピーすることもできます。
    次の表の前に挿入
  • 移動またはコピー先の挿入する位置を指定します。
    コピー
  • 表をコピーする場合はチェックをオンにします。

また、表の移動やコピーは表のタブのドラッグ操作で行うことができます。Ctrlキーを押しながら表のタブをドラッグするとコピーすることができます。Shiftキーを押しながら表のタブをクリックすると複数の表を選択することができます。

3-4-3 表の名前を変更する

表(ワークシート)の名前を変更するには、メニューから書式(O)→表(S)→名前の変更(R)をクリックします。表の名前変更のダイアログが表示されます。
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表の名前を入力します。

また、Altキーを押しながら表のタブをクリックすると表の名前を変更することができます。

3-4-4 表の表示と非表示

表(ワークシート)の表示を非表示に切り替えることができます。メニューから書式(O)→表(S)→表示しない(H)をクリックします。
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非表示にした表が印刷範囲に含まれていない場合、印刷することはできません。非表示にする前に印刷範囲を設定する必要があります。

非表示にした表を表示に切り替えるには、メニューから書式(O)→表(S)→表示する(S)をクリックします。表の表示のダイアログが表示されます。

表示されていない表から、表示する表を選択します。

また、全ての表を非表示にすることはできません。

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3-5 数式・関数を使って計算する
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数式を直接入力したり、あらかじめ定義された関数を使って計算をすることができます。数式を入力する場合、数値ではなくセルの番地を指定します。セルの番地とは列番号と行番号を統合したものです。

3-5-1 オートsumを使う

オートsumとは、合計値を求めるsum関数と計算する範囲の入力を自動的に行う機能です。オートsumのアイコンをクリックします。
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数式入力ボックスに数式が入力されます。Enterキーを押すか、OKのアイコンをクリックすると計算結果を表示します。キャンセルする場合は、Escキーを押すか、キャンセルのアイコンをクリックします。

数式は「=関数(計算範囲)」と表示されます。計算範囲には始まりの番地と終りの番地をコロン(:)でつないで表示します。

3-5-2 数式入力ボックスに数式を入力する

関数を使わずに、数式入力ボックスに数式を直接入力して計算することができます。数式の編集のアイコンをクリックするか、=(イコール)を入力します。
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数式の入力状態になったら、セルの番地を指定しながら数式を入力します。

3-5-3 関数を使って計算する

あらかじめ定義された関数を使って計算します。メニューから挿入(I)→関数(F)をクリックするか、関数のアイコンをクリックします。関数オートパイロットのダイアログが表示されます。
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関数を一覧のリストから選択して、次へ(N)をクリックします。計算範囲を入力します。

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3-6 データの並べ替え

作成した表のデータを並べ替えます。データは昇順か降順に並べ替えます。

データを並べ替えるには、メニューからデータ(D)→並べ替え(S)をクリックします。並べ替えのダイアログが表示されます。並べ替え条件のタブをクリックします。
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優先キー

  • 並べ替えの条件となる優先するキーを選択します。
    昇順、降順
  • 並べ替えの順序、昇順(小→大)または降順(大→小)を指定します。

並べ替えのオプションを設定する場合は、オプションのタブをクリックします。

大文字と小文字を区別する

  • 英字の大文字から小文字へ並べ替えます。
    範囲に列の項目欄を含む
  • データ範囲の最初の列または行を並べ替えの対象から外します。対象となる列または行は方向で指定した範囲が適用されます。
    書式を含む
  • セルの書式を含んで並べ替えます。
    並べ替え結果の貼り付け先
  • 並べ替えの結果を他の位置へ出力します。あらかじめ設定した名前付きの範囲を選択します。または入力ボックスに範囲を入力します。
    順序の指定
  • あらかじめ設定したユーザー定義の順序リストで並べ替えをします。
    言語
  • 並べ替えに使用する言語とオプションを選択します。
    方向
  • 行または列方向の並べ替えを指定します。
    データ範囲
  • 並べ替えの対象となるセル範囲を表示します。

また、データの並べ替えは標準ツールバーから設定することができます。このとき、並べ替えの条件となる優先キーは左端の列になります。

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3-7 フィルタを使う

フィルタを使って、条件に該当するデータを抽出します。
3-7-1 オートフィルタを使う

オートフィルタを使用するには、メニューからデータ(D)→フィルタ(F)→オートフィルタ(F)をクリックします。各列の先頭の行にコンボボックスが挿入されます。
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条件を指定するには、フィルタのボタン(矢印)をクリックします。ドロップダウンリストから条件を選択します。

条件に該当するデータが表示されます。条件を指定した列のフィルタのボタンの色が変わります。

フィルタのボタンを非表示にすることができます。非表示にするには、メニューからデータ(D)→フィルタ(F)→オートフィルタの非表示(H)をクリックします。

オートフィルタを解除するには、メニューからデータ(D)→フィルタ(F)→フィルタの解除(R)をクリックします。

また、オートフィルタの設定と解除は標準ツールバーから設定することができます。

3-7-2 標準フィルタを使う

オートフィルタでは条件の指定は各列1つですが、標準フィルタでは複数の条件を指定することができます。また、オートフィルタでは条件はイコール(=)のみの抽出になりますが、標準フィルタでは比較演算子を使って条件の範囲を広げることができます。

標準フィルタを使用するには、メニューからデータ(D)→フィルタ(F)→標準フィルタ(S)をクリックします。標準フィルタのダイアログが表示されます。
cal_3-7-2.png

項目名

  • 条件を指定するフィールド名を選択します。
    関係
  • 比較演算子など条件を選択します。
  • 抽出する条件に適用する値を選択します。
    関連付け
  • 複数の条件を指定する場合に、かつ(AND条件)または(OR条件)を選択します。
    大文字と小文字を区別する
  • 条件の適用に大文字を小文字を区別します。
    範囲に列の項目欄を含む
  • データ範囲の最初の行をフィルタの対象から外します。
    正規表現
  • フィルタにワールドカードを使って抽出することができます。
    重複なし
  • 抽出結果に重複するデータを除くことができます。
    フィルタ結果の貼り付け先
  • 抽出結果を他の位置へ出力します。あらかじめ設定した名前付きの範囲を選択します。または入力ボックスに範囲を入力します。
    データ範囲
  • フィルタの対象となるセル範囲を表示します。

3-7-3 特殊フィルタを使う

特殊フィルタでは、最高8つまでの条件の指定をすることができます。
cal_3-7-3.png

特殊フィルタを使用する場合は、あらかじめ条件を表(ワークシート)に設定している必要があります。

特殊フィルタを使用するには、メニューからデータ(D)→フィルタ(F)→特殊フィルタ(A)をクリックします。特殊フィルタのダイアログが表示されます。

フィルタ条件にする範囲

  • フィルタ条件の範囲を入力します。あらかじめ設定した名前付きの範囲を選択します。または入力ボックスに範囲を入力します。

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3-8 データの保護

入力したデータを変更できないように保護します。保護はセルの保護とドキュメントの保護があります。
3-8-1 セルの保護

セルの保護をするには、セルの書式設定でセルの保護がオンに設定されている必要があります。(初期設定ですべてのセルが保護の対象になっています。)

メニューからツール(T)→ドキュメントの保護(P)→表(S)をクリックします。表の保護のダイアログが表示されます。
cal_3-8-1.png

パスワードを入力します。保護の解除のときにパスワードが必要になりますので、入力したパスワードは憶えておいて下さい。パスワードを設定しない場合は、空白のままでOKをクリックします。

セルを非保護にする場合は、表の保護を設定する前にセルの書式設定のダイアログからセルの保護のタブをクリックします。

保護

  • セルを保護または非保護にします。また、保護したセルのすべての内容または数式のみを非表示にすることができます。
    印刷
  • 印刷のときにセルの内容を印刷しません。

保護するのチェックをオフにすると、選択したセルを非保護にすることができます。

表の保護を解除する場合は、メニューからツール(T)→ドキュメントの保護(P)→表(S)をクリックします。パスワードを設定した場合は、表の保護の解除のダイアログが表示されるのでパスワードを入力します。パスワードを設定していない場合は、そのまま表の保護が解除されます。

3-8-2 ドキュメントの保護

ドキュメントの保護をすると、表(ワークシート)の挿入や削除、移動、コピー、名前の変更などドキュメントの構造を変更できないように保護します。

メニューからツール(T)→ドキュメントの保護(P)→ドキュメント(D)をクリックします。ドキュメントの保護のダイアログが表示されます。表の保護と同じ手順で行います。
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3-9 データを統合する

複数のセルに入力したデータを統合します。

データを統合するには、メニューからデータ(D)→統合(C)をクリックします。統合のダイアログが表示されます。
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計算方法

  • データを統合するときの計算方法を選択します。
    統合範囲
  • 統合する範囲の一覧が表示されます。
    ソースデータ範囲
  • 統合する範囲を指定します。あらかじめ設定した名前付きの範囲を選択します。または入力ボックスに範囲を入力します。
    結果貼り付け先
  • 統合した結果の貼り付け先を指定します。あらかじめ設定した名前付きの範囲を選択します。または入力ボックスに結果を貼り付ける最初のセルを入力します。

ソースデータ範囲を指定したあとに追加ボタンをクリックすると、統合範囲の一覧に追加されます。また、統合範囲の一覧から削除ボタンをクリックすると、統合範囲から削除することができます。

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3-10 グラフを作成する

表の作成に使用したデータを使ってグラフを作成します。いろいろな種類のグラフを作成することができます。
3-10-1 表からグラフを作成する

グラフを作成するには、メニューから挿入(I)→グラフ(A)をクリックします。グラフのダイアログが表示されます。
cal_3-10-1_1.png

範囲

  • グラフ化する項目名とデータ範囲を入力します。(最初に範囲を指定している場合は、自動的に入力されます。)
    項目名に引用
  • 最初の行や列をグラフの項目名として使用する場合は、チェックをオンにします。
    グラフ挿入先
  • グラフを挿入する表(ワークシート)を選択します。

設定を終了したら、次へ(N)をクリックします。グラフの種類のダイアログが表示されます。
cal_3-10-1_2.png

テキスト部分の表示

  • 見出しや凡例、軸ラベルなどを表示します。
    グラフの種類
  • グラフの種類を一覧から選択します。
    系列
  • データ系列を行または列の方向で表示するのかを選択します。

設定を終了したら、次へ(N)をクリックします。グラフのバリエーションのダイアログが表示されます。
cal_3-10-1_3.png

バリエーション

  • グラフのスタイルを一覧から選択します。
    目盛線
  • 目盛線を表示する位置を選択します。それぞれの軸に対して平行な線を表示します。

設定を終了したら、次へ(N)をクリックします。グラフのタイトルのダイアログが表示されます。
cal_3-10-1_4.png

グラフのタイトル

  • グラフのタイトルを入力します。
    凡例
  • グラフに凡例を表示します。
    軸のタイトル
  • それぞれの軸の項目に対してタイトルを入力します。

すべての設定を終了したら、完了(D)クリックします。グラフが表(ワークシート)に挿入されます。
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また、グラフの作成は標準ツールバーから設定することができます。

オブジェクトの挿入アイコンを長めにクリックします。可動ツールバーが表示されたら、グラフの挿入アイコンをクリックします。

マウスポインタがグラフの形に変わるので、グラフを挿入する位置をドラッグして指定すると、グラフのダイアログが表示されます。

3-10-2 グラフの移動と拡大・縮小

作成したグラフを他の位置へ移動したり、拡大や縮小をさせます。
cal_3-10-2.png
グラフを移動する

作成したグラフを他の位置へ移動します。グラフをクリックすると、グラフの外枠にハンドルが表示されます。

グラフにマウスポインタを合わせると十時方向に変わります。そのままドラッグすると点線の枠が表示されます。移動させたい位置までドラッグするとグラフを移動することができます。
グラフを拡大・縮小する

作成したグラフを拡大したり、縮小します。同じようにグラフの外枠にハンドルが表示された状態にします。

ハンドルにマウスポインタを合わせると左右、上下、斜め方向に変わります。そのままドラッグすると点線の枠が表示されます。拡大または縮小させたい位置までドラッグすると、グラフを拡大または縮小することができます。

3-10-3 グラフの種類を変更する

作成したグラフを種類を他の種類のグラフに変更します。
cal_3-10-3.png

グラフをダブルクリックして編集可能な状態にします。メニューから書式(O)→グラフの種類(R)をクリックします。グラフの種類のダイアログが表示されます。

グラフの次元表示や種類、バリエーションを選択して変更します。

また、グラフを編集可能な状態にすると、標準ツールバーがグラフ編集のツールバーに変わります。グラフ編集のツールバーから設定することができます。

3-10-4 グラフを編集する

グラフ要素を追加したり、グラフ要素の書式設定を変更するなどして、作成したグラフを編集することができます。
軸ラベルの文字の書式を変更する
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X軸、Y軸のラベルの書式を変更します。グラフを編集可能な状態にして、メニューから書式(O)→軸(X)→すべての軸(A)をクリックします。

軸のダイアログが表示されるので文字のタブをクリックします。文字の書式を設定します。

目盛線の書式を変更する
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目盛線の書式を変更します。メニューから書式(O)→目盛線(G)→それぞれ変更する目盛線を選択してクリックします。目盛線のダイアログが表示されます。

スタイルや色など目盛線の書式を設定します。

データラベルを挿入する
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データラベルを挿入して、グラフに各データポイントの数値を表示します。メニューから挿入(I)→データラベル(D)をクリックします。データラベルのダイアログが表示されます。

数値の表示(V)をチェックをオンにすると、各データポイントの数値を表示することができます。

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第4章 図形描画(Draw)編
4-1 Drawの画面

Drawを起動するとオブジェクトを作成する領域(キャンパス)が表示されます。Drawの画面にも同じようにいろいろなアイコンが並んでいます。アイコン化したボタンを並べたツールバーやDrawの操作に役立つオプションバーや色の種類を設定するカラーバーなどがあります。
dra_4-1.png

オプションバー

  • Drawの操作上の補助的な役割を切り替えることができます。
    カラーバー
  • オブジェクトの作成で使用するいろいろな種類の色を設定をすることができます。

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4-2 図形を描く

Drawではさまざまな図形を描くことができます。図形描画の基本的な操作方法について説明します。
4-2-1 四角形を描く

マウス操作でいろいろな種類の四角形の図形を描画することができます。標準ツールバーから四角形のアイコンを長めにクリックします。四角形の可動ツールバーが表示されます。
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可動ツールバーから描画する形、塗りつぶしのありか、なしを選択してクリックします。マウスを斜め方向にドラッグして描画します。

枠線や表面の色はオブジェクトバーから設定することができます。

正方形は四角形を選択しても描くことができます。Shiftキーを押しながらドラッグすると、正方形の形に変わります。

4-2-2 円形を描く

円形の図形を描画します。円形の扇形(2本の直線で切り取った形)や切片(1本の線で切り取った形)、円弧(円周の一部分)を描画することもできます。
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標準ツールバーから楕円形のアイコンを長めにクリックします。楕円形の可動ツールバーが表示されます。

可動ツールバーから描画する形、塗りつぶしのありか、なしを選択してクリックします。マウスを斜め方向にドラッグして描画します。

4-2-3 線を描く

線を描画します。線の始点や終点を矢印の形にしたり、寸法線を描画することもできます。
dra_4-2-3.png

標準ツールバーから線と矢印のアイコンを長めにクリックします。線と矢印の可動ツールバーが表示されます。

可動ツールバーから描画する種類を選択してクリックします。マウスをドラッグして描画します。

線のスタイルや幅、色、終点のスタイルはオブジェクトバーから設定することができます。

4-2-4 多角形を描く

多角形の図形を描画します。連続した1本の線を描画することもできます。
dra_4-2-4.png

標準ツールバーから曲線のアイコンを長めにクリックします。曲線と多角形の可動ツールバーが表示されます。

可動ツールバーから描画する形、塗りつぶしのありか、なしを選択してクリックします。

始点の位置をクリックしてマウスをドラッグします。1本の直線セグメントが表示されます。次にそれぞれの角の頂点の位置をクリックしていきます。最後の角の頂点をダブルクリックすると多角形を描画することができます。

4-2-5 曲線を描く

滑らかなベジェ曲線を描画します。ドラッグ操作によるフリーハンドの線を描画することもできます。
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曲線の可動ツールバーを表示します。可動ツールバーから描画する種類を選択してクリックします。

始点の位置をクリックしてマウスを矢印の方向にドラッグします。マウスポインタを放してから、それぞれの終点の位置をクリックして矢印の方向にドラッグします。最後に終点の位置をダブルクリックすると曲線を描画することができます。

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4-3 簡単なイラスト作成

複数の図形(オブジェクト)を組み合わせて簡単なイラストを作成してみましょう。図形(オブジェクト)の複製や整列、グループ化について説明します。
4-3-1 図形を複製する(オブジェクトの複製)

花のイラストを作成します。それでは、図形を複製しながら花びらとなる図形を作成してみましょう。楕円形の図形を描画します。(1)
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メニューから編集(E)→複製(E)をクリックします。複製のダイアログが表示されます。複製するコピーの数と複製した図形の移動先を指定します。(2)

次に2つの図形を選択して、複製のダイアログを表示します。複製するコピーの数と複製した図形の回転する角度を指定します。(3)

4-3-2 図形の重なりを変更する(オブジェクトの整列)

図形(オブジェクト)を重ねて作成して、重なった図形(オブジェクト)の順序を変更します。花のイラストの中心に位置に円形の図形を描画します。
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メニューから変更(M)→最背面へ移動(S)をクリックします。選択した図形の重なりの順序が一番うしろになります。

オブジェクトの整列は、標準ツールバーから設定することもできます。整列のアイコンを長めにクリックします。可動ツールバーから整列の順序を選択してクリックします。

4-3-3 図形をまとめる(オブジェクトのグループ化)

いくつかの図形(オブジェクト)1つにまとめます。図形(オブジェクト)をグループ化にしておくと、移動したり拡大や縮小するときに位置関係は保たれたまま処理を行うことができます。また、個々の図形(オブジェクト)を間違えて移動したり、変形させたりなどのミスを防止することができます。
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メニューから変更(M)→グループ化(G)をクリックします。選択した図形がグループ化されます。

グループ化された図形を解除するには、メニューから変更(M)→グループ解除(U)をクリックすることで解除することができます。

グループ化された図形(オブジェクト)の個別の図形を編集することができます。メニューから変更(M)→グループにまとめる(E)をクリックします。個別の図形を編集します。編集を終了したら、メニューから変更(M)→グループ化の終了(X)をクリックします。

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4-4 オプション機能を使う

図形(オブジェクト)の作成に役立つオプション機能がいろいろあります。グリッド線やスナップポイント、ライン、位置とサイズの設定について説明します。
4-4-1 グリッド線を使う

グリッド線はDrawの領域に表示された格子状の線のことです。図形(オブジェクト)がグリッド線に吸着することで図形(オブジェクト)の配置がより正確にできます。
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グリッド線を表示するには、メニューから表示(V)→グリッド線(G)→グリッド線の表示(V)をクリックします。または、オプションバーからグリッド線の表示のアイコンをクリックします。

グリッド線に図形(オブジェクト)を吸着するには、メニューから表示(V)→グリッド線(G)→グリッド線で位置合わせ(A)をクリックします。または、オプションバーからグリッド線で位置合わせのアイコンをクリックします。

グリッド線の間隔や線のポイントの設定を変更することができます。メニューからツール(T)→オプション(O)をクリックします。オプションのダイアログが表示されます。図形描画のグリッド線をクリックします。グリッド線の間隔とサブ目盛り(グリッド線の間に表示する点の数)を指定します。

4-4-2 スナップポイント、スナップラインを使う

スナップポイント、スナップラインはグリッド線と同じように図形(オブジェクト)を吸着させて位置合わせに使います。スナップポイントはDrawの領域の任意の位置に表示された点のことです。スナップラインは縦横どちらかの方向に引かれた線のことです。
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スナップポイント、スナップラインを表示するには、メニューから挿入(I)→スナップポイントとスナップラインの挿入(I)をクリックします。新しいスナップオブジェクトのダイアログが表示されます。

スナップポイントまたはスナップラインを挿入する位置と種類を指定します。また、スナップラインの表示はオプションバーから設定することができます。スナップラインの表示のアイコンをクリックします。ルーラから右(X軸)または下(Y軸)の方向へドラッグします。

スナップラインに図形を吸着するには、メニューから表示(V)→スナップライン(S)→スナップラインで位置合わせ(A)をクリックします。または、オプションバーからスナップラインで位置合わせのアイコンをクリックします。

図形の角がスナップポイントに吸着することにより正確な配置が可能になります。また、複数の図形を並べた配置をしたい場合、スナップラインに吸着することにより位置を合わせることができます。

挿入したスナップポイントやスナップラインを削除するときは、スナップポイントまたはスナップラインの位置にマウスポインタを合わせて右クリックします。ショートカットメニューからスナップポイントまたはスナップラインの削除をクリックします。

4-4-3 位置とサイズの設定

位置とサイズの設定を使って図形(オブジェクト)の位置やサイズを数値で指定します。数値で指定することによりマウス操作より細かな設定をすることができます。
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位置とサイズを設定するには、メニューから書式(O)→位置とサイズ(Z)をクリックします。位置とサイズのダイアログが表示されます。位置とサイズのタブをクリックします。

位置

  • 図形の配置する位置を指定します。基点(B)に図形を配置する基準となる位置を指定します。
    サイズ
  • 図形のサイズを指定します。調整(K)をオンにすると、現在の縦横の比率が維持されます。幅または高さのどちらかを変更すると、自動的にもう一方も変更されます。
    保護
  • 図形の位置またはサイズの設定を保護します。位置(G)をオンにすると、図形の位置の変更を禁止します。サイズ(S)をオンにすると、図形のサイズの変更を禁止します。

4-4-4 ズームを使う

ズームを使って画面の表示倍率を変更します。オブジェクトに合わせてズームを設定すると作業がしやすくなります。
dra_4-4-4.png

ズームを設定するには、メニューから表示(V)→ズーム(Z)をクリックします。ズームのダイアログが表示されます。

ページ全体

  • ページ全体を表示します。
    ページ幅
  • ページスタイルで設定したページ幅に合わせて表示します。
    最適
  • 領域内に配置したオブジェクトに合わせて表示します。
    200%~任意
  • ページサイズに対してそれぞれの表示倍率で表示します。任意で表示倍率を指定することができます。

また、ズームの設定は標準ツールバーから設定することができます。

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4-5 文字をデザインする

Drawでは図形だけでなく入力した文字もいろいろな形にデザインすることができます。テキストボックスの作成、フォントワーク、オブジェクトへ変換について説明します。
4-5-1 テキストボックスの作成

Drawの領域に文字を入力するには、テキストボックスを作成します。テキストボックスを作成するには、標準ツールバーからテキストのアイコンを長めにクリックします。テキストの可動ツールバーが表示されます。
dra_4-5-1.png

文字の入力方法はクリックして入力と、入力範囲をドラッグしてから入力する2通りがあります。

クリックして入力すると、横または縦(縦書きの場合)の方向にクリックした位置から文字が入力されます。入力範囲をドラッグしてから入力すると、ドラッグした枠の幅または高さに合わせて折り返して文字が入力されます。

図形(オブジェクト)に文字を入力することができます。図形(オブジェクト)を選択して標準ツールバーからテキストのアイコンをクリックします。

線や曲線にも文字を入力することができます。線に文字を入力した場合は、線に沿って文字が入力されます。曲線に文字を入力した場合は、図形と同じように中央の位置に文字が入力されます。

また、オプションバーのダブルクリックでテキスト編集のアイコンをオンにして図形をダブルクリックすると、文字を入力することができます。

4-5-2 フォントワーク

フォントワークを使うと文字の配置の形状を変更したり、影の効果を付けることができます。メニューから書式(O)→フォントワーク(O)をクリックします。フォントワークのダイアログが表示されます。
dra_4-5-2.png

形状

  • 文字の配置の形状を選択します。
    オフ
  • フォントワークの設定を解除(オフ)にします。
    傾斜
  • 文字の傾斜を選択します。
    方向
  • 文字を水平または垂直に反転させます。
    配置揃え
  • 文字の配置を揃えます。自動テキストサイズにすると、基線に合わせて文字のサイズを自動的に調整して両端に揃えます。
    間隔
  • 基線と文字の間の間隔を指定します。
    インデント
  • 最初の文字の位置を字下げします。
    中抜き、輪郭
  • 基線または文字の輪郭を表示します。
  • 文字に付ける影を選択します。影を付ける場合、位置やサイズ、色を指定します。

フォントワークを設定すると、基線の長さにあわせて文字のサイズが自動調整されます。文字のサイズを変更したくない場合は、文字の配置揃えを左、右、中央のいずれかを選択して、基線の長さを変更します。

4-5-3 オリジナルのグラデーションを作成する

あらかじめDrawの中にいくつかの種類のグラデーションがありますが、オリジナルのグラデーションを作ることができます。メニューから書式(O)→表面(R)をクリックします。表面のダイアログが表示されます。グラデーションのタブをクリックします。
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種類

  • グラデーションのタイプを選択します。
    X、Yの中央
  • X軸、Y軸の中心となる位置を指定します。
    角度
  • グラデーションの方向を指定します。
    余白
  • グラデーションの終りの色の範囲を指定します。
    始め、終り
  • グラデーションの始まりまたは終りの色と濃さを指定します。100%で選択した色になります。0%に近づくほど色は濃くなります。
    追加
  • 設定したグラデーションを新しく名前を付けて現在のリストに追加します。
    変更
  • リストから選択したグラデーションの設定を上書きします。
    削除
  • リストから選択したグラデーションを削除します。

4-5-4 画像データに変換する

文字(フォント)を画像データに変換します。他のドロー系のソフトでは主にアウトライン化と呼ばれている機能です。
dra_4-5-4.png

文字(フォント)を画像データに変換するには、メニューから変更(M)→変換(C)からそれぞれ変換する種類を選択してクリックします。

さきほど作成したグラデーションを使って文字に色を付けてみます。

画像データに変換したあとに、文字(フォント)を変更したりテキストボックスに戻すことはできません。

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