外部変形

CD-ROMには、外部変形プログラムを収めた自己解凍ファイル(koousoku.exe)が収録されています。これをダブルクリックすると、インストール先を示すダイアログボックスに「C:¥」と表示されます。
そのまま[OK]ボタンをクリックすると、Cドライブの、中に「Kousoku」というフォルダを作成し、その中に外部変形起動バッチファイルや外部変形スクリプト、
各種テキストファイルなどを自動的に解凍します。
 本書で扱う外部変形プログラムは、Cドライブの「Kousoku」フォルダにあることを条件に作成されています。この場所を変更すると、外部変形プログラムが
使用できませんので注意が必要です。また、フォルダの構成も外部変形起動バッチファイルやスクリプトファイルに依存しているので、これを変更する場合は外部変形起動バッチファイルやスクリプトファイルをすべて修正しなければなりません。
 なお、この自己解凍ファイルは、Cドライブの「Jww」フォルダに「Jgawk.exe」と「Mawk32.exe」の2つのプログラムを解凍します。これらは、外部変形プログラムを実行するときに必要なプログラムです。
以上の操作で作成されたフォルダには、以下のファイルが収録されています。
●C:¥Kousoku¥Awk:外部『変形用スクリプトファイル
●C:¥Kousoku¥Back:外部変形用スクリプトファイル
(線幅指定なし/旧版)
●C:¥Kousoku¥Bat:外部変形起動バッチファイル
●C:¥Kousoku¥Txt:各種テキストファイル。検討結 果などでテキストファイルを出力する場合は、この フォルダに出力する
 すでに述べたとおり、フォルダの構成は外部変形起動バッチファイルやスクリプトファイルに依存しているので、変更する場合は外部変形起動バッチファイルやスクリプトファイルをすべて修正しなければなりません。これは、パソコンを自在に使いこなしていなければ不可能です。初めはこのまま使用し、満足いかないところがあれば少しずつ直して、徐々に読者自身の作図環境にしていくことが、一番確実です。
 このほか、以下のフォルダが作成され、練習に使う図面などの各種データが解凍されます。
●C:¥Kousoku¥Opt:オプション建具、線記号変形デ ータ用フォルダ
●C:¥Kousoku¥参考図:本書で使用するサンプル図 面データ。平面図や立面図、断面図などのフォルダ を含む(このフォルダは、付録CD-ROM内の「参 考図.exe」をダブルクリックすると作成されます)
 参考図は、任意のフォルダに解凍してもかまいません(解凍先は「C:¥Kousoku」となっているので、インストール先を適宜変更してください)。ただし、ハードディスク内にすでに同じ名前のフォルダを作成している場合は、解凍の際に上書きされるおそれがあるので、別のフォルダ名に変更するなど注意が必要です。
本書では、外部変形プログラムが使
用するテキストファイルは、Cドライ
ブの「Kousoku」フォルダ内にある「Txt」フォルダにあることを基準としています。
「T沼」フォルダは外部変形で使用するだけでなく、データの保存場所としても有用です。
 例えば、確認中請書や契約書、送付書など、ひな形となるテキストファイルを作成しておけば、それを加工することで簡単に作成できます。意匠事務所
なら、各種仕上げをタイプ別にファイル化し、仕上げ表に貼り付ければよいでしょう。構造事務所では、鋼材の型番をファイル化すれば便利です。また、設
備事務所なら、機器名をファイル化して使用します。
こうすることで記入ミスが減ることは間違いありません。
 このようにテキストファイルは大変に便利ですので、テキストファイル用フォルダを作成して管理することをお勧めします。